気が付くと4回目まで来ていた「今日からはじめる!PHPの基本を理解」ですが、そろそろ難易度を上げて行かないと「いつ終わるんだ?」と言う状態になってしまいそうです。
さて、4回目では、「PHPの文法」を解説していきます。
文法と言うと、英語が思いつくかもしれませんが、単純に言うとルールです。
「主語+動詞+」みたいな感じで、PHPにもルールがあります。
PHPで押さえておく内容としては、以下のものとなります。
- 変数
- 式
- 型
この3つくらいで大丈夫・・・なはずです。
その他にもありますが、まずはこの3つを覚えてしまいましょう。
それでは、1つずつ解説していきます。
変数
変数とは、値(数字、文字など)を入れておくための「箱」の様なものです。
下記の例で解説していきたいと思います。
<?php
$mozi = 'もじ';
$kazu1 = 6;
$kazu2 = 3;
echo $mozi;
echo $kazu1;
echo $kazu2;
echo $mozi.$kazu.$kazu2;
echo $kazu1 + $kazu2;
これを実行すると、以下のように表示されます。
もじ 6 3 もじ63 9
1行目
<?php
「ここからPHPですよ~」と言うことを記述しています。
3~5行目
$mozi = 'もじ';
$kazu1 = 6;
$kazu2 = 3;
$mozi、$kazu1、$kazu2と言う名称で、「箱」を用意しています。
$moziには「もじ」と言う文字を、$kazu1には「6」と言う数値を、$kazu2には「3」と言う数値を入れています。
「=(イコール)」は、「等しい」の意味ではなく「箱」への代入を行うための記述となります。
7~11行目
echo $mozi;
echo $kazu1;
echo $kazu2;
echo $mozi.$kazu.$kazu2;
echo $kazu1 + $kazu2;
$mozi、$kazu1、$kazu2などを、echoと言う関数を利用して画面に出力をしています。
7行目は、$moziを出力しているので「もじ」が表示されます。
8行目は、$kazu1を出力しているので「6」が表示されます。
9行目は、$kazu1を出力しているので「3」が表示されます。
10行目は、$moziと$kazu1と$kazu2が「.」で繋がっています。
この「.」は文字を繋げる方法であり、それぞれが文字として結合後に出力されるため「もじ63」と表示されます。
11行目は、$kazu1と$kazu2で足し算をした結果(6+3の結果)として「9」が表示されます。
この様に、変数は自分で設定した好きな値を自由に入れ、いつでも利用する事が可能です。
ただ、変数名の付け方にルールがありますので、覚えておいて下さい。
- 変数は「$」から始まる名称にしてください
例:$example
- 変数に使える文字は英数字と「_(アンダースコア)」のみが利用できます
例:$_example
- 変数名の始まりに数字は使えません
例:$1、$2などは変数として利用できない
- 変数名の大文字と小文字は区別されます
例:$aと$Aは別の変数
式
式とは、「;(セミコロン)」で区切られたものとなります。
下記の例で表すと、全ての行の最後に「;」が付いているので、全ての行が「式」と言うことになります。
<?php
$x = 1;
$y = 2;
$z = 3;
$_x = $x + $y;
$_y = $y + $z;
$_z = $z - $x;
echo $_x + $_y - $_z;
型
型とは、変数の中に入っているものがどんなものかを示すものです。
型には「論理型」、「整数型」、「浮動小数点型」、「文字列」、「配列」など・・・があります。
しかし、PHPでは自動的に「型」を判別してくれるため、あまり意識することはないかもしれません。
これが結構クセモノだったりするので、プログラムを書く際には意識した方がいいです。
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