CentOS 7をメインで使っており、そろそろCentOS 8の利用をと考えていたら打ち切り・・・と状況がわからないですが、このままCentOSで行くのであれば、サポート期間の長いCentOS Streamを利用するしかないと思い、早速使い始めてみました。
CentOS 7の際には「yum」でパッケージ管理が行われていましたが、CentOS Streamではどのようになるのかをまとめてみました。
パッケージ管理
CentOS Streamでのパッケージ管理には「dnf」を利用します。
CentOS 8でもパッケージの管理には「dnf」を利用するようですので、CentOS 7からCentOS Streamの利用となる場合には少しだけ戸惑うかもしれません。
ただ、コマンド的には難しくないので「yum」の代わりに「dnf」と入力するくらいの認識でも作業はできそうです。
パッケージの更新
インストール済みのパッケージのアップデートを行うためのコマンドとなります。
CentOS 7の場合
yum update
CentOS Streamの場合
dnf update
パッケージ一覧を参照する
インストール可能なパッケージの一覧を表示するためのコマンドとなります。
CentOS 7の場合
yum list
CentOS Streamの場合
dnf list
インストール済みのパッケージ一覧を参照する
インストール済みのパッケージの一覧を表示するためのコマンドとなります。
CentOS 7の場合
yum list installed
CentOS Streamの場合
dnf list installed
パッケージのインストール
パッケージをインストールする場合に使うコマンドとなります。
以下、例としてnginxを入れる想定の内容です。
CentOS 7の場合
yum install nginx
CentOS Streamの場合
dnf install nginx
インストールする際のバージョンを指定したい場合
dnf module install nginx:1.18/common
パッケージの削除
不要になったパッケージの削除をしたい場合のコマンドとなります。
CentOS 7の場合
yum remove nginx
CentOS Streamの場合
dnf erase nginx
パッケージの検索
リポジトリ上のパッケージ名、詳細、サマリから対象となるパッケージを探すためのコマンドとなります。
全てがわからない場合など、一部のみの入力でも関連するパッケージが抽出されます。
CentOS 7の場合
yum search [検索ワード]
CentOS Streamの場合
dnf search [検索ワード]
リポジトリの一覧を参照する
パッケージ管理にて利用可能なリポジトリを確認するためのコマンドとなります。
CentOS 7の場合
yum repolist
有効なリポジトリのみを確認する場合
yum repolist enabled
CentOS Streamの場合
dnf repolist
有効なリポジトリのみを確認する場合
dnf repolist enabled
今日のまとめ
ほぼ、「yum」が「dnf」に変わった程度だったので、特に迷うことなく利用することができました。
しばらくはCentOS Streamを利用してみる予定です。