vmstatの内容について

Linux

サーバーの状況確認をするために、利用するコマンドの1つとして「vmstat」があります。

ほかにもいろいろありますので、そちらについては別記事で・・・恐らく書きます。

 

「vmstat」ですが、実行すると下記の様な内容が画面に表示されます。

20130228

 

パっと見だと暗号の様に見えて意味がわかりません。

自分も意味が良く理解できていないですが、項目を1個ずつ見て行きましょう。

 

  • procs

r : 実行待ちプロセス数

b : 割り込み不可プロセス数

 

  • memory

swpd : スワップ容量

free : 空きメモリ容量

 

  • swap

si : ディスクからのメモリスワップ容量

so : ディスクへのメモリスワップ容量

 

  • io

bi : ブロックデバイスからの読込ブロック数

bo : ブロックデバイスへの書込ブロック数

 

  • cpu

us : ユーザーCPU使用率

sy : システムCPU使用率

id : CPUアイドル率

wa : IO待ちCPU使用率

 

※「system」項目については、調べて追記します。

 

コマンドをたたいて、こんな感じの項目が出ることはわかったけど・・・これ何がわかるの?と言う感じだと思います。

実際にどの値をどーやって見るのがいいのかを、やんわり解説します。

 

ユーザーCPU使用率(us)の値が高い!

これは単純にCPUが貧弱または、他の処理でCPUが利用され過ぎているために高い値を示すことが多いです。

 

割り込み不可プロセス数(b)の値が高い!

IO処理で待ち状態となっている場合に高くなる傾向があります。

 

スワップ(si、so)に、0以外の値が表示されている!

メモリが足りない場合に、スワップが発生する事が多いです。

その場合には、IO(bi、bo)も引きずられて高い値を示す事があります。

 

IO待ちCPU使用率(wa)の値が高い!

IO処理で待ち状態となっている場合に高くなる傾向があります。

IO(bi、bo)が高い場合には、原因はIO処理待ちと特定出来ることが多いです。

 

システムCPU使用率(sy)の値が高い!

外部要因によることが多いです。

たとえば、ファイル参照、ディレクトリ参照、その他、NFS利用による問題などがあげられます。

 

単純にコマンドを実行するだけではなく、それぞれの値の変化などに気をつかって行けるようになれば、大きなトラブルを事前に回避する事ができるかもしれません。

今後、追記などで項目の説明などを増やして行こうと思います。

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